指導案

Plan

ロボットプログラミングでレスキュー体験

  • 分類
    • C
    教育課程内で各教科等とは別に実施するもの
  • 対象学年
    • 小学5年
    • 小学6年
  • 対象科目
    • 総合
  • 所要時間
    • 1コマ
  • 難易度
    • 発展
  • 適正グループ人数
    2人でロボット1台または3人でロボット1台

学びの目的

・プログラミング教育を通じて防災意識を高める。 ・災害発生時における注意事項、避難方法などを改めて確認。 ・プログラミング的思考の育成。 ※この指導案はミニロボプログラミングを体験済みの子供向けです。

準備する物

◆必要なもの ・説明用パワーポイント(無償提供可) ・ミニロボPR-01セット ・ChromebookまたはWindows版PC、  タブレット(Windows版またはAndroid版) ・走行用マット又はシート(模造紙でも可) ・救援物資に見立てたもの(ミニロボが運べるサイズのものなら何でも ボール、消しゴムなど) ※詳細はチュートリアル動画「授業で必要な備品一覧」  をご覧ください。

ワークシート

◆レスキュー体験用ワークシート スタート→救援物資搬送後Uターン→スタート地点まで戻るルートを矢印で図示。 思考を可視化するため「何秒進む」「何秒曲がる」など書き込み推奨。 3枚目はフリーシート。子ども達自身でコース立案可。 ※word形式ですので編集可能です。

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授業の流れ

①自然災害時の対応確認(10分)

災害が起きた時の対応方法を確認。 例)学校にいる時地震が起きたら。 避難経路、避難場所、災害時近づいてはいけない場所など確認。 日頃からどんな備えをしているか確認。 例)食料 水 ガスコンロ モバイルバッテリーなど

②基本課題チャレンジ(15分)

動画でルートを確認。防災本部を出発したミニロボが避難所①まで救援物資を届け、本部まで戻ってくるプログラミングを考える。 ワークシートにルートを矢印で図示し、「何秒進む」かなど直接書き込み計画を立て、タブレットに数字を入力し、実際にミニロボを動かす。 思い通りに動かない場合は間違えた秒数をワークシート上で修正し、再度入力、実行をくり返す。

③応用課題チャレンジ(20分)

本部を出発し避難所②→避難所①の順で救援物資を届け、本部まで戻ってくる。 救援物資が2個必要になるが、どのように各避難所に届けるかは動画を参考にしてほしい。 基本課題と同様ワークシートを上手に使いながらトライ&エラーをくり返す。

重要ポイント

①ストーリーを明確に

防災教育の一環として行うものだが、子ども達が興味を持ちやすいストーリーを示したい。ミニロボ走行用シート上にワークシートと同じようなイラストを複数枚配置できると仮想ではあるが状況や目的が明確になってくる。またグループ内での対話促進にもなるので、子ども達の気持ちが乗ってくるような雰囲気作りを心がけてほしい。

②日頃の防災意識を高める

静岡県は昭和の頃から防災に関する意識が高い地域であるが、現在は地震に限らず、温暖化の影響から起こる水害など日本全国至る所で備えが必要となっている。いつ何が起きてもなるべく冷静に判断・行動できるよう日頃から防災意識を高めておきたい。 また災害が起きた時こそ地域の人々と助け合っていくことが必要不可欠となるので、友達と協力して課題を解決する大切さも実感してほしい。

③トライ&エラーのくり返し

避難所まで行って戻ってくるという一連の動きはプログラミングの行数が必然的に多くなってくる。秒数の細かい調整によって全体の動きが変わってくるので何度も試行錯誤することになる。 効率よくなるべく短時間で正解にたどり着くためには全体を見通す力が必要となってくる。ワークシートを上手に使うとプログラムを俯瞰的に見ることができる。授業中適宜全体に向けてアドバイスを行ってほしい。