
低学年向け③「学校をたんけんしよう」
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分類
- C
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対象学年
- 小学1年
- 小学2年
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対象科目
- 総合
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所要時間
- 1コマ
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難易度
- 入門
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適正グループ人数2人でロボット1台または3人でロボット1台
学びの目的
・プログラミングを楽しく学ぶ ・ソフト使用方法を覚える ・試行錯誤をくり返す ・仲間との協働 ※この指導案は「ロボットに命令してみよう」を経験済みの子供向けです。詳細は指導案をご覧ください。

準備する物
◆必要なもの ・説明用パワーポイント(無償提供可) ・ミニロボPR-01セット ・ChromebookまたはWindows版PC、 タブレット(Windows版またはAndroid版) ・走行用マット又はシート(模造紙でも可) ・ワークシート(当サイトよりダウンロード可) ※詳細はチュートリアル動画「授業で必要な備品一覧」 をご覧ください。

ワークシート
ワークシート内に学校内の特別教室(理科室、図書室など)や施設(体育館、プールなど)を配置。 ミニロボが到着できたら〇をつけていく。 word形式ですので編集可能です。
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授業の流れ
目的地に向けてロボットを動かす

①操作方法の確認(10分)
前回「ロボットに命令してみよう」で操作を体験済みだが、忘れていたり、前回欠席した子どもがいるかもしれないので簡単な復習を行う。よほど間隔が空かない限りほとんどの子供が覚えているのでウォーミングアップのような感じで授業がスタートできると良い。

②基本課題にチャレンジ(20分)
ワークシートを配布し、課題の進め方を説明。 ①グループ内で目的地を決める。 Aさん:理科室、体育館など Bさん:プール、給食室など ②目的地が決まったらプログラミングしてロボットを動かす。 ③目的地にゴールできたらワークシートに〇をつける。 ④交代でチャレンジしていく。

③応用課題にチャレンジ(15分)
ほとんどのグループは課題を順調にこなしていく。低学年なりにコミュニケーションを取りながら試行錯誤している様子が見られる。 応用課題は特別教室から自分の教室に戻ってくるだけなので難易度はそれほど高くない。 「曲がるにはどうしたら良いの?」と質問されることがあるが問題なく理解できるのでその場で教えるようにしている。
重要ポイント

①記憶がフレッシュなうちに実施をお勧め
「ロボットに命令しよう」とセットで実施できるのがベスト。あまり間隔が空きすぎると操作方法を忘れている可能性があるのでスケジュール決定は慎重に。前回授業時の子ども達の興奮を見れば教師側も期待が膨らむはず。プログラミング学習月間など年度当初にスケジュールを決めておくのがお勧め。

②子供自身で進み方を決める
最低限のルール(ワークシート活用法、交代制など)を教えておけば、子ども達は楽しいミニロボプログラミングにチャレンジできる。低学年ながら「秒数変えてみよう」「ちょっと長すぎたね」「こんなコースはどう?」といった試行錯誤の姿が教室中で展開される。砂場遊びと同様絶対的な正解が存在しない学びなので、子ども達が自発的に作り出す空間に注目してほしい。

③知的好奇心を刺激
こちらが教える前から「曲がるにはどうしたらいい?」と質問してくるグループが必ず出てくる。小数の知識がやや必要となるが「まだ未習事項だから」とためらうのはもったいない。目の前で動くミニロボを見て「こんな動きできるかな?」と子ども達の想像力はどんどん膨らんでくる。「プログラミングは楽しい学びだ」という印象を持たせられるよう授業時間を上手にコントロールしてほしい。