
初めてのロボットプログラミング
-
分類
- C
-
対象学年
- 小学4年
- 小学5年
- 小学6年
-
対象科目
- 総合
-
所要時間
- 2コマ
-
難易度
- 入門
-
適正グループ人数2人組または3人組
学びの目的
・ロボットプログラミングがワクワクする学びであることを体験する ・日常生活とプログラミングが深い関係にあることを理解する ・日頃無意識に行っているプログラミング的思考(順次・分岐・反復)を意識する ・課題クリアに向け試行錯誤をくり返す

準備する物
◆必要なもの ・説明用パワーポイント(無償提供可) ・ミニロボPR-01セット ・ChromebookまたはWindows版PC、 タブレット(Windows版またはAndroid版) ・走行用マット又はシート(模造紙でも可) ・コンディション確認表(本サイトよりダウンロード可) ※詳細はチュートリアル動画「授業で必要な備品一覧」 をご覧ください。

ワークシート
◆ミニロボで学ぶロボットプログラミング 「ファイルをダウンロード」ボタンを押してミニロボプログラミング専用テキストをダウンロードしてください。 本コースで使用する主なページは以下の通りです。 P6:Chromebookへの接続 P7:ミニロボプログラミング専用ソフトアクセス方法 P18:低学年向け課題 P20:高学年向け課題
ファイルをダウンロード
授業の流れ
【1時間目】プログラミングの初歩を学ぶ

①日常生活とコンピュータの関係事例を紹介(15分)
◆チュートリアル動画「授業進行用動画①②③」参照 日頃当たり前に使っている電化製品や自動ドア、信号機などプログラミングされているものは身の回りにたくさんある。コンピュータによって世の中がどのように進歩しているか具体例を示しながら理解を深めていく。 事例を紹介した後、身の回りにどんなものがあるかグループ内討論→発表

②ロボットプログラミングとは?~映像で学習(5分)
◆チュートリアル動画「授業進行用動画⑤」参照 工場内で活躍する最先端の産業用ロボットを映像で紹介(動画はアイエイアイが提供可)。 産業用ロボットは常に同じ動きを繰り返す(速くて正確な仕事⇒高品質な製品)。移動するスピードやモノをつかむ強さなどを人間が数値で入力する必要があることを理解してもらう。

③ソフト使用方法説明(10分)
◆チュートリアル動画「ソフトの使い方」参照 命令するカードを枠内にはめ込むだけの極々簡単なソフトであることを説明。 説明した後全グループ共通の内容でプログラミングを試す。 例)「前に進む」→「2.5秒まつ」→「シュートを打つ」→「止まる」 以下の4点を徹底する。 ・カードは必ず黒枠内にセット ・動きの後には必ず時間設定カードをセット ・プログラム全体の最後には必ず「止まる」をセット ・小数第2位を必ず5にする

④コンディション確認(15分)
◆チュートリアル動画「コンディション確認」参照 操作方法に慣れるためミニロボのコンディション確認を行う。コンディション確認とは「一定の距離を進むのに何秒かかるか」、「90度左にまがるには何秒かかるか」など基本的な動きにかかる秒数を確認すること。 ここで確認した数字が今後の課題クリアに向けて役立っていくことを理解する。
【2時間目】プログラミング実践

①課題チャレンジ(35分)
指定されたコースをドリブルしシュートを決めるというサッカーロボットミニロボならではの課題にチャレンジ。以下の手順でトライ&エラーをくり返す。 ①「何秒前に進む」「何秒左に曲がる」などコンディションの数字をもとに計画書作成 ↓ ②タブレットに入力 ↓ ③実際にミニロボを動かす ↓ ④失敗したら数字を修正、再びミニロボを動かす

②未来の姿を考える(10分)
コンピュータを利用してこの先どんな新しいものが生み出されるかを想像してみる。 地域の現状をふまえ人々のためになるものを考える子もいれば、大人が全く思いつかないアイディアを出す子もいるかもしれない。この学びをきっかけに何かを作り出す開発者を目指す子供が現れることを期待。
重要ポイント

①日常とプログラミング
示された具体例をもとに学校内、家庭内、町中にあるプログラミングされているものを連想していく。身近なものがプログラミングされていると理解できれば興味がわいてくるはず。

②主体的な学び
現代の子供たちは生まれたころからPC、スマホなどが家庭内にあるのが当たり前の世代。よって基本操作を教えればあとは自分たちで進めていくことができる。もちろん理解できない子供には丁寧に教えてあげる。ICT補助員などいるとベター。

③仲間と協力して問題解決
ロボットプログラミングの授業では原則数人でグループを組むことになる。タブレットを独占してしまうほど夢中になりすぎるケースもありうる。よって事前に役割を決め、課題ごとその役割をローテーションしていけば全員がいろいろな役を経験することができ自己肯定感を味わえる。 例)リーダー、タブレット入力係、動作確認係など